「偽の教えに惑わされない」

ペテロの手紙第二 2章 1～3節
2024年 6月 30日 第5聖日
牧師　長江　忠司

　前回、みことばは人間の意志によってもたらされたのではなく、神から受けて語ったと学びました。しかし、そうではない偽預言者もいることが今日の個所で教えられています。
　まず、偽預言者の特徴についてですが、誤った教えをひそかに持ち込みます。また他の人に広げます。また貪欲で、自分の為に人を食い物にします。その教えに流されて真理の道から外れてしまう人は少なくないのです。
　どうすれば偽りの教えを見抜き、正しい道を歩み続けることができるでしょうか。第一に、聖書をよく学ぶことです。正しい教えを学んでいると、偽りの教えが来るとすぐに誤りに気づくことができます。第二に、吟味することです。それが神から出ているのか、悪魔から出ているのかを見分ける必要があります。第三に、完走を目指して歩むことです。他の人の放縦に倣い流されてしまいやすいのです。ですから、信仰のレースを最後まで完走することをいつも目指して歩むことが大切なのです。
　偽りの教えは、外からも自分の内からも出て来ます。惑わされないで、信仰のレースを完走しましょう。