ローマ人への手紙 10章 1節
2024年 6月 2日 第1聖日
牧師 長江 忠司

 ユダヤ人たちは神から選ばれた民でしたが救い主を拒絶してしまいました。パウロはその同胞ユダヤ人の救いのために切に祈り続けたのです。
 第一に自分の救いだけで満足しないことです。キリストを信じ救われて、罪が赦され、天の御国に入れていただけることは最高の祝福ですが、気を付けないと、自分の救いだけで満足してしまいがちです。しかし、主は全ての人が救われて、真理を知るようになるのを願っておられることを忘れてはいけません。私たちが先に救われたのは、まだ救われていない方々に福音を伝えるためであることを覚えましょう。
 第二に、魂のために自分自身を献げることです。パウロは同胞や異邦人が救われることを心から願い、自分自身のすべてを主に献げていました。牧師や宣教師になるのは神様の召しが必要ですが、各職場や学校や地域で宣教の働きをすることができます。それは立派な宣教の働きなのです。
 神から素晴らしい福音が委ねられており、この上ない大切な使命が委ねられていることを覚えましょう。そしてその使命を果たすために、今自分に何ができるのかを考えましょう。祈りつつ示されたことを行いましょう。

<聖書のことば>
兄弟たちよ。私の心の願い、彼らのために神にささげる祈りは、彼らの救いです。
ローマ人への手紙 10章 1節