ゼカリヤ書 6章 1~ 15節
2025年3月 23日 第4聖日
 牧師 長江 忠司

 本日は神様がゼカリヤに見せられた8つ目の幻と、これまでの幻のしめくくりの部分から共に学びます。
 神様はゼカリヤに、4台の戦車を見せられました。赤い馬、黒い馬、白い馬、まだら毛の馬がそれぞれの戦車を引いて全地に出て行きました。そして神はみわざを終えられたのです。また、8つの幻の締めくくり的な内容が記されます。主は銀と金で作った王冠を大祭司ヨシュアにかぶせるように命じられました。王と祭司の働きは分離されており、同じ人物が二つの働きを行うことはありませんでした。これはやがて来る救い主が、王であり大祭司となることを意味していました。
 そして、「見よ、一人の人を」と語られました。これらのことから、私たちがこの救い主を見て歩むべきことが教えられます。一つは王としてのイエス様です。すべての権威をお持ちの王であるイエス様を見ることです。もう一つは大祭司としてのイエス様です。私たちの弱さに同情し、とりなし、導いてくださる大祭司イエス様を見続ける必要があるのです。
 私たちは状況を見て恐れてしまいがちです。どんな時もこの主を見続けて歩みましょう。

<聖書のことば>
彼にこう言え。『万軍の【主】はこう言われる。見よ、一人の人を。その名は若枝。彼は自分のいるところから芽を出し、【主】の神殿を建てる。
ゼカリヤ書 6章 12節