ペテロの手紙第二 2章 3~10節
2024年 7月 7日 第1聖日
牧師 長江 忠司
先週は偽預言者について学びましたが、今週はその様な者たちがどうなるのかが、今日の個所で教えられています。
まず教えられるのは、神は罪ある者を例外なしにさばかれることです。3つの例が出されています。御使いたちに対するさばき、ノアの時代の不敬虔な者たちに対するさばき、ソドムとゴモラに対するさばきです。神は罪ある者を見過ごされることはされません。必ずさばかれることを覚えましょう。
そのことを踏まえて、私たちは二つのことを覚える必要があります。第一に、主が与えてくださった恵みと憐みに感謝することです。私たちが救われたのは私たちの義によるものではありません。ただ神の恵みと憐みの故であったことを覚えて、いつも主に感謝しつつ歩みましょう。
第二に、主を恐れて敬虔な歩みをすることです。救われていても、不敬虔な歩みをしてしまう人もおられます。そのような神を恐れない歩みをしてはいけません。私たちのために命をささげてくださった主を恐れて、敬虔な歩みをしましょう。
主の恵みと憐みは尽きることがありません。その主に感謝して、最後まで敬虔な歩みをいたしましょう。他の人の放縦に倣い流されてしまいやすいのです。ですから、信仰のレースを最後まで完走することをいつも目指して歩むことが大切なのです。
偽りの教えは、外からも自分の内からも出て来ます。惑わされないで、信仰のレースを完走しましょう。
<聖書のことば>
主はこのようにされたのですから、敬虔な者たちを誘惑から救い出し、正しくない者たちを処罰し、さばきの日まで閉じ込めておくことを、心得ておられるのです。
ペテロの手紙第二 2章 9節