ペテロの手紙第二 2章 17~22節
2024年7月 28日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 今日の個所も、偽教師の歩みについて書かれています。これだけ多く書かれているということは、それだけ彼らに警戒すべきということと、同じ歩みをしないように気をつける必要があるということです。私たちが覚えるべきことを学びましょう。
 第一に、主だけが私たちを自由にして下さることです。この世のものは魅力的に見えたとしても、水の無い泉のようであり、吹けば消えてしまう霧のようなものです。私たちの心を満たし、自由にしてくれるものではないのです。私たちを造り、救ってくださった主だけが、私たちの心を満たし、自由にしてくださいます。
 第二に、主に心を支配していただいてこそ、幸いな歩みができることです。偽教師たちは、犬が自分の吐いた物に戻り、身を洗った豚が泥の中に転がるような歩みをしていました。私たちも主に心を明け渡さず、この世のもので支配されていくならば、同じような歩みをすることになります。
 主は神の子とされた私たちを愛して、祝福し成長させたいと願い、常に導いてくださいます。愚かな歩みを繰り返さないようにしましょう。主に明け渡して、日々聖められていきましょう。

<聖書のことば>
「犬は自分が吐いた物に戻る」、「豚は身を洗って、また泥の中を転がる」という、ことわざどおりのことが、彼らに起こっているのです。
ペテロの手紙第二 2章 22節