ゼカリヤ書 1章 18~21節
2024年12月8日 第2聖日
 牧師 長江 忠司

 神がゼカリヤに見せられた2つ目の幻から学びましょう。
 第一に、神が罪を見過ごされることはないことです。ユダの民は色々な国々により攻められ苦しめられました。それは彼らの罪ゆえでしたが、神はその国々を裁くと言われたのです。神が罪を見過ごされることはなく必ず正しくさばかれると覚えていると、二つの点で祝福があります。一つは、罪の誘惑に勝利することができます。正しく裁かれる主を恐れて歩むからです。もう一つは、神に委ねることができます。自分で相手を裁く必要はなく、正しくさばかれる主に委ねることができるのです。
 第二に、神の約束は必ず成就することです。ここで神が見せられた幻は、かつて神がアブラハムに与えられた約束そのものでした。神は必ず約束を成就されるお方です。その約束を自分のものとして歩むことが、私たちの歩みにおいて最も大切なことなのです。
 人生における様々な問題を見て、心を奪われてしまいがちです。しかし、いつも主と主の約束をしっかりと見て歩みましょう。

<聖書のことば>
私が「この人たちは、何をしに来たのですか」と尋ねると、主は次のように言われた。「これらはユダを散らして、だれにも頭をもたげさせなかったあの角だ。この人たちは、これらの角を震え上がらせるために、やって来たのだ。ユダの地を散らそうと角をもたげる国々の角を打ち滅ぼすためだ。」
ゼカリヤ書 1章 21節