使徒の働き 16章 6~15節
2025年2月16日 第3聖日
 牧師 長江 忠司

 パウロとシラスは第二回伝道旅行のためにアジア地域に出かけました。この個所から、3つの点で学びましょう。
 第一に、神は道を開かれます。アジア地域で福音を伝える予定でしたが、なぜか聖霊がそれを禁じられました。他の地域に行きましたが、同じようにされ、トロアスという海辺の町に行き着きました。その時に、神は幻を見せられ、ヨーロッパ宣教の道が開かれたのです。神はみこころのままに道を開き導いてくださいます。
 第二に、神は心を開かれます。ピリピでリディアという人がパウロの話を聞いていましたが、神は彼女の心を開き、信仰に導かれました。そして彼女の家を拠点とし宣教が展開されて行きました。宣教は人の力によるのではなく、神が働かれる必要があります。宣教地の魂が心を開くように祈りましょう。
 第三に、叫び声に耳を閉ざさないことです。パウロがマケドニア人の叫び声を聞いた時に、耳を閉ざしていたら、この後の展開は無かったでしょう。私たちも魂の叫び声に耳を閉ざさないことが必要です。
 神が聞かせられる叫びを聞いたなら、その方のために祈りましょう。そして示されたことを行うようにしましょう。

<聖書のことば>
その夜、パウロは幻を見た。一人のマケドニア人が立って、「マケドニアに渡って来て、私たちを助けてください」と懇願するのであった。
使徒の働き 16章 9節