ペテロの手紙第二1章12~15節
2024年 5月 26日 第4聖日
牧師 長江 忠司

 

 手紙の読者であるクリスチャンたちは神の恵みを知り、その真理に立って歩んでいました。「とはいえ」と書かれています。気を付けるべきことがありました。ペテロの訴えをとおして、2つのことを学びましょう。
 第一に、いつも神の恵みを思い起こすことです。人は忘れやすく、また弱りやすいのです。そして主からいただいた恵みを忘れると呟きが多くなり、主のみこころから離れて歩んでしまいやすいのです。そのことを自覚して、どれだけ主から豊かな恵みをいただいているのか、いつも思い起こして歩みましょう。
 第二に、人生のゴールを見据え、務めを果たして行くことです。やがて私たちは生涯を終える時がやって来ます。地上の幕屋を離れる時が来るのです。それは人生のゴールであり、また御国での歩みのスタートでもあります。その時を見据え、今なすべき務めを覚え果たして行くことです。それはそれぞれ異なるかもしれません。しかし神から委ねられた務めを責任を持って果たして行くことが大切です。
 主の許しの中で与えられた一日です。いつも主の恵みを思い起こし、また自分に委ねられた務めを積極的に果たして行きましょう。

<聖書のことば>
ですから、ぜひとも、私が去った後いつでも、あなたがたがこれらのことを思い起こせるようにしておきたいのです。
コペテロの手紙第二 1章 15節